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執筆者の写真Yoshie

『社会人大学院生』やってみた。その本音。

はじめまして。佐藤研究室 修士2年生のYoshieと申します。


今日は「社会人経験を経て大学院に入り直したら何を感じるのか?」というテーマでお話しようと思います。


恐らく一般的には、学部卒業後そのまま大学院に入学される方のほうが圧倒的に多いかと思いますが、社会人経験を経て何かしらキャリアチェンジを見据え大学院に入学される方も多いと考えています。私自身もそうでした。


私自身は、学部卒業後、民間の人事組織系のコンサルタント会社で6年務めた後、国際協力業界への転職を希望し、大学院に入学しました。現在幼い娘が1人おりますが、学生と育児をしながら合間でテレワークの仕事もしています。いわゆる『3足の草鞋』というやつです。


一度働いて大学院に入学し、あっという間に1年半が経過してしまったのですが、

  • 仕事と学業の違い(佐藤研究室で特に感じたこと)

  • 社会人経験後に大学院に入学して感じたメリット・デメリット

などを本日はお伝えしたいと思います。

「今勤めている会社を辞めて、大学院に入ろうかな…」と悩んでいたり、

「ぶっちゃけ大学院生活ってどうなの?!」とモヤモヤされている方の背中を押せるような…そんな記事になれれば幸いです。

 

【その①】仕事と学業の違い


恐らく殆どの学生の方が「社会人で仕事するって大変そう…」というイメージを持たれているかと思います。


しかし、結論から申し上げると、「仕事のほうが楽」だと私は感じています(※あくまでも個人の感想です)


その理由は2つあります。

  1. 「仕事=チームワーク」なので、明確な目標・役割・納期が決まっていることが多い

  2. 時間が有限(少なくとも就業時間や残業時間の限度が決まっている)


一方で学業はどうでしょうか?

上記を逆にすると、


  1. 「学業=個人プレイ」なので、明確な目標・役割・納期を決めるのは全部自分である ➡あくまでも「自分自身の研究において」です。グループワークを行う授業や、発表内用によってはチームで作業することも多いです。

  2. 時間が無限 ➡一見すると自由に使える時間がたくさんありそうですが、逆に「どこまでやれば終わりなのか?」が見えにくいです。自分できちんと自分を律することができないと何も進まなくなります。。


様々なご意見があるかと思いますが、学業は「自由度が高い」からこそ、自分が何を思い・どこを目指していきたいのか・そのためにはいつまでに何をすればよいのだろうか、ということを、怠惰にならず愚直に日々向き合う必要があるのです。


上司から、

「おい!これ、こないだ言ったやつ、ちゃんと進んでいるのか?」

と言われることもないですし、

「これを納期までにやっておかないとチーム全体に迷惑をかけてしまう…」

ということもありません。


この「自分を律する」という、言葉では簡単ですが、行動で示すことの難しさを、私は一番痛感しています。


また、佐藤研究室の特徴として、

「自分の研究は自分で進める」のが基本です。

毎回ゼミの場で「各自の研究について発表する」というスタイルをとっていません。

佐藤研究室では、

  • ある特定の論文or書籍について事前にしっかり読み込みを行った上で、プレゼン準備などを行い、当日「議論」をする

  • 「開発」に関する著名人の研究結果から「方法論」を学ぶ

という内容がメインとなっています。

自分の研究については、「私の研究の話を聞いて欲しいです!皆さんアドバイスを下さい!来週お時間下さい!」と、積極的に申し出ることが前提となっています。


だからこそ、「積極性」が問われますし、自分で自分を奮い立たせ、前のめりに研究と向き合う必要があるのです。研究を質の高めるには、自分から周りを巻き込んでいかなければなりません


これから入学を検討されている方には、少し『キツイ』印象を与えてしまったかもしれません。しかし、佐藤研究室では、間違いなくこの「自律性」や「他者を巻き込み目標に向かってやり遂げる力」が身につくはずです。(自分への戒めも込めて…)

 

【その②】社会人経験後に大学院に入学して感じたメリット・デメリット


社会人を経験してから大学院に入学する人は一般的にそこまで多くないかと思います。


1年半の学生生活をしてみて、そのメリット・デメリットを一定感じることができているのではないかと思います。以下はあくまでも私の所感ですが、参考になれば幸いです。


~メリット~

  • 金銭的な余裕が(多少は)ある (個人差があるとは思いますが、少なくとも学費を親御さんに全額負担してもらう、というシーンは少ないかもしれません)

  • プレゼンなどでビビらない (これも前職時代の経験内容によりますが、社会人だと顧客や社内でしょっちゅうプレゼンをする機会があると思います。プレゼン資料の作成~当日の発表まで、大学院ではかなりプレゼンの機会が多いので、場数を多少なりとも踏んでいれば一歩有利かもしれません)

  • 学ぶ理由が明確 (一度働いて勤め先を辞めるか、もしくは働きながら学ぶか、どちらの選択肢もそうですが、「学ぶ理由」が「なんとなく…」という人は少ないと思います。何を目的に大学院に入学するか、その理由は十人十色ですが、一度積み上げたキャリアをストップしてでも学びに費やす、という覚悟や強い意志?を他の人を見ていても感じます。)


~デメリット~

  • ブランクがある分、ついていくのに必死(特に数学や英語)

  • 学生サークルや野外活動になかなか参加するのが億劫… (これは私が子持ちというのもあるかもしれません…)

  • 何事も自分の経験に当てはめて考えがち (これも私だけかもしれませんが、自分の様々な経験があるからこそ考え方が固くなりがちな気がします。他の学生の意見を聞いていると、もっと自由で柔軟な発想をしなければ…!と思う瞬間が多々あります。)


大学院にいつ入るか?

それは個々人の状況や考え方によってバラバラだと思いますが、 少なくとも私は、一度働いてみて、様々な世界と人と出会い、そして「学ぶ理由」を改めて見いだせたことに非常に満足しています。


「何か新しい目標があって挑戦したいけど、その一歩が踏み出せない…」

「今辞めたら迷惑をかけてしまう…」


そう悩んでいる方!


勇気を持って一歩進んでみましょう! まだまだ自分が知らない世界が遠く広がっています。 人生何が起きるか分かりません。思い立ったが吉日です。 佐藤研究室ではいつも多くの学生・社会人の方が見学にいらっしゃいますので、 もしご興味があれば是非お気軽に遊びにいらしてください。



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