佐藤研の学生ブログ第1号は、明々後日に卒業式を控えたM2による投稿です!
2020年度はコロナによって世界が大きく変わり、私たちの生活や研究にも大きな影響がありました。今年度どのような変化があったのか紹介していきます。
まず例年の佐藤研については、東京大学東洋文化研究所の教室にて対面でのゼミを毎週行っていました。また、夏休みには日本国内でゼミ合宿を行い、研究発表に加えてその地域のことを学び、地元の方々との交流もしていました。飲み会や佐藤先生のお宅でのホームパーティーなどもありました。
2019年度のホームパーティーの様子
しかし、コロナによって2020年度はほぼ佐藤先生やゼミ生と対面で会うことはなく、1年を終えることになりました。オンライン(Zoom)でのゼミは、発表や議論にはそこまで影響はなかったものの、教室で隣のゼミ生と話をしたり、ゼミ後に佐藤先生に相談をしたり、飲み会で色々な話をしたり…というのがなくなってしまったのがとても残念でした。
雑談や飲み会の場にも学びや楽しみは多くあり、佐藤研の良さはゼミ以外にもたくさんある!ということを痛感させられました。もちろん、今年度もオンラインお茶会や交流の機会はありましたが、率直な感想としてはやはり直接会って議論をしたり、ご飯を食べたりしたかったなという気持ちがあります。
一方で、今年度から「読書会」という新たな取り組みも始まりました。佐藤先生や佐藤研のゼミ生をはじめとして、佐藤研以外の参加者も交えて、毎週オンラインで本の紹介・議論を行っています。自分の研究に関する本だけでなく、他分野の本や小説、映画など様々なジャンルのものを紹介し、「開発とは」「国際協力とは」につなげて考えます。ゼミよりも自由に楽しく発表や議論をし、思考の幅を広げられる機会はとても良い機会であると言えます。
読書会の様子
修士論文についてもコロナの影響が大きくありました。特にM2は、調査方法や研究テーマの修正をしなければならず、中々図書館にも行けない日々も続きました。佐藤研では、例年海外でのフィールド調査を行う学生が多くいましたが、今年度はフィールドに行かない研究が前提となりました。おそらく来年度も同じような状況になると想定されます。
このようにフィールドに行けない、先生やゼミ生に気軽に会えない環境は、中々精神的にも研究的にも大変な面も多くありました。しかし、佐藤研で学んできた問いの立て方や多角的に物事を見る力、何より先生やゼミ生の存在によって乗り切ることができたと思います。2021年度も世の中の状況がどうなるのかはわかりませんが、佐藤研での学びや研究への姿勢、佐藤研のあたたかさは続いていきます。
最後に、卒業生から来年度のM2、そして新入生へ最大限のエールを送ります。1年間あっという間に過ぎていきます。悔いのないよう、研究や自分ととことん向き合える贅沢な時間を大切に、最後まで頑張ってください。心から応援しています。
そして、佐藤先生、先輩方。2年間たくさんの愛あるご指導を本当にありがとうございました。佐藤研で学んだことを仕事にも今後の人生にも活かしていきたいと思います。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
佐藤先生、いつまでも面白く活力のある若々しい先生でいてください。本当にありがとうございました。
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